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DJカーニバル 1月

 ケルトの笛hataoとピアノ&ハープ弾き上原奈未の二人が毎月1回ペースでお送りしている、「タッキー箕面816 みのおFM」のラジオ番組、「DJカーニバル」。

1月13日(日)午前11時オンエア、再放送は1月15日(火)15時、21時からです。
奈未さんの自宅スタジオから、ほのぼのお送りしています。
インターネットでもリアルタイムで放送をお楽しみ頂けます。


1月13日放送内容はこちらからお聴きいただけます
タッキー816みのおエフエム提供)


あけまして、おめでとうございます。

年末の慌ただしさから、心の準備も無いまま一気に年を越してしまった感じのhatao & namiです。皆さんは、どんなお正月を過ごされましたか?

今年もhatao & namiとDJカーニバルを、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、新年1回目の放送は、北欧づくしでお送りします。冬になると北欧音楽って似合いますよね。hataoは年末年始を北海道の実家で過ごしましたが、雪景色って心のルーツなんだなあ…と思いながら選曲していました。

1曲目は、スウェーデンのフュージョン・バンド Den fuleの2010年のアルバム"Halling i koket"(キッチンでハッリングを踊る)の中から、"Clean UP!"(お掃除!)

いかにも北欧なリズムに乗ったフルートがカッコイイ曲です。
ジャケットも、タイトルどおりキッチンに楽器が散らばったデザインで、面白いですね。



Den fuleは、スウェーデンで70年代に結成された、伝統曲をモチーフにジャズやロックのアレンジを施したバンドで、90年代に一度解散しましたが、2007年に再結成しました。

Wikipedia

フルートは、以前にご紹介したGroupaでも演奏している、ヨナス・シモンソンさんです。柳の笛も吹くヨナスさん、本当に、カッコイイんですよね。いつか会ってみたい!

こちらは1993年のCD”Lugumleik”から。”Lugumleik”。シャナヒーでもおなじみの曲ですね。絶版で幻のCDのようです。聴きたい!



hatao & namiの活動のテーマは、伝統音楽をルーツにしながらも、誰も聴いたことのないような新鮮なサウンドを作ること。ケルト音楽では、伝統音楽を現代風にアレンジしたり伝統音楽のスタイルで作曲したりと、伝統音楽の枠組みの中で新たな試みをすることが多いのですが、その点で北欧音楽は、まったく新たな発想で音楽を作っているようです。

今回hataoは、そういったオリジナリティあふれる自作曲を中心に選曲してみました。

2曲目はスウェーデンのバンドHedningarnaの" Karelia Visa"より、"Neidon Laulu"。

ヘドニンガルナは、スウェーデンで長年活動しているベテランバンドです。ゲストがたびたび入れ替わっていますが、本作はフィンランドのカレリア地方の女性ボーカリストを加えて、カレリアの民謡を歌っています。今回選んだ曲は、短い繰り返しの多い、やや呪術的な曲調。

カレリアは、フィンランドとロシアとスウェーデンの間で領有が争われた歴史的な背景があります。独特なスタイルの民謡が発達しました。

カレリア地方についてのWiki(日本語)

ヘドニンガルナは、リュートやハーディガーディなど古楽器も使われており、一時期は電気的なアレンジをしていたこともあったとか。サウンドから、三重県松阪のミュージシャン、トリタニタツシさんを連想しました。




3曲目は、フィンランドの女性4人のカンテレ弾き語りグループ、Kardemimmitの"Introducing Kardemimmit"から、Huoleton Rakkauslaulu(陽気なラブソング)です。



カーデミミットは、フィンランドの音楽大学の同窓生で結成、10年以上の活動をしており、3作のアルバムを発表しています。

http://www.kardemimmit.fi/

出身地方の伝統に根ざした歌とカンテレを基本に、オリジナル曲を中心に歌っています。本作は、2009年発売の2枚目のCD"Kaisla"を、アメリカのガイドブックやルーツ音楽のCDを販売するThe Rough Guideがスカンジナビア音楽のコンピレーション・アルバムにボーナスCDとして再発売したもののようです。ジャケットは3枚目の”Autio huvila ”を使っているので、ややこしいです(^^;)

声の重なりとカンテレ・アンサンブルの深い響きが心に沁みます。若い女性バンドなのですが、オジさんが曲もプロデュースしている日本のアイドル・グループとは違って、自分たちで作曲、演奏しているところが素晴らしいです。彼女たちの意志や音楽的センスが音楽や映像を通じて伝わってきますよ。ファッションもかわいいですね! hataoがとってもハマっています。

4曲目は、スウェーデンのMaria&CarinaのCD"änglar"より ”Behålt o Gud”「神様守ってください〜鉱山のポルスカ」です。

フィドルとヴォーカルの両方を得意とするスウェーデンの2人の女性。シンプルで透明な空気感のある録音です。ヘドニンガルナのメンバーから機材の使い方を習って、録音やミックスも含めてすべて自分たちで制作したとか。奈未さんみたいですね。

2003年に来日、大阪でコンサートとワークショップを開催したとのことで、参加者のブログ記事を見つけることができました。

5曲目は、フィンランドのカンテレ奏者Vilma TimonenのカルテットのCD"VTQ"より、"Red polska"です。



フィンランドの名門音楽学校シベリウス・アカデミーで教鞭を執るヴィルマ・ティモネンは、教育者としてはもちろん、演奏においても新たなスタイルを確立し、カンテレの第一線で活躍しています。

特に、エレキ・カンテレの演奏法を確立し、ジャズやロック編成で「誰も聞いたことのない」音楽を作っている点で、革新的と言われ、フィンランド内外のフェスティバルに盛んに出演しています。

カンテレは横に寝かせても、抱えても引けますし、指で、ピックで、メロディを、和音を奏でることができ、大きな可能性がある楽器であることを知りました。

ティモネンの音楽は、静かできれいな曲調を連想させるカンテレのイメージを刷新するスタイルです。



余談ですが、「タッキーみのお816」のプロデューサー野間さんは、最近カンテレの音色がお気に入りだそうですよ。日本でも奏者やファンが増えるとよいですね。

最後の恒例生演奏コーナーも北欧もので。フィンランドの「天国のポルスカ」をハープとフルートで演奏しました。心に沁み入る、美しい曲です。

来月は2/17の放送です。どうぞ、お楽しみに!

at 16:16, hatao & nami, -

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