8月22日放送分のスクリプト

hataoのDJカーニバルへようこそ!

アイルランドやスコットランドなど、ケルトの色々な地域の音楽をご紹介し、皆さんをケルトの世界へご案内します。また、毎回視聴者の方にティン・ホイッスルを1本プレゼントする懸賞企画もしています。

放送は日曜日の11:00〜12:00、再放送は翌火曜日15:00〜16:00、21:00〜22:00。5週に1回のペースでDJを担当しています。

次回放送は8月22日(日)11時〜、聴いてくださいね。

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タッキー816みのおFMをお聞きの皆さん、こんにちは。
ケルトの笛演奏家hataoです。多彩な音楽をこだわりの選曲でお送りするDJカーニバル。
この時間はみなさんに、アイルランドやスコットランドなどのケルトの音楽をお届けします。

番組の最後には、ケルトの笛「ティン・ホイッスル」が当たるプレゼント・コーナーも
ありますので、最後までどうぞお楽しみください。

さて、夏を楽しんでいますか?

今年は記録的な猛暑と言われますが、スカっと晴れた日が多く、気温も高くて、絵に描いたような夏になりましたね。いつも、駅から歩いて自宅まで練習に来て下さる生徒さん達に、「暑くて大変でしたね」と声をかけているのですが、一人、「いやあ、夏はこのくらい暑くなくちゃ!」という方がいて、「うん、そうだよな!」と嬉しくなりました。

ぜひ、この夏らしい夏を楽しんで、良い思い出を作ってください。

逆に、暑すぎて夏バテしてしまった〜という人もいることでしょうね。だるい、食欲が出ない、頭が痛い…というのが夏バテの症状です。こんなに暑くては仕事も勉強もする気になれませんね。そこで、今回は「夏に聴きたいケルト」というテーマで、お送りします。

ただでさえ暑いのにますます暑くなる曲、ひんやりするような曲などをお送りします。

まずはお聞きください。

#"Carre manchot -  An Dro-Neg La Cho" 

Carre Manchotはフランス・ブルターニュ地方のバンドで、アフリカン音楽とブルトン音楽の融合をテーマにした活動もしています。僕も1月にギニア人のパーカッション奏者とコンサートをしましたが、アフリカンとケルトは相性がよさそうですよ。

続いては、" Eileen Ivers - Whiskey & Sangria"
Eileen Iversは、リヴァーダンスでソリストを勤めたこともあるアメリカの女性フィドル奏者です。この曲はフラメンコ・ギターの名人アル・ティ・メオラとのコラボレーションでした。

#" Eileen Ivers - Whiskey & Sangria"

さて、夏らしいこと、していますか?
僕は、暑い暑いと言っていても仕方が無いので、覚悟を決めて今年は思いっきり夏を楽しむことにしました。

先日は、宝塚の花火大会に行ってきました。生徒さんの一人が、花火大会の打ち上げ場所の
武庫川沿いに住んでいて、そこから真正面に花火が見えるんです。宝塚の花火大会は音楽とのコラボレーションが特徴なんだそうです。花火の間、シンセサイザーの壮大な音楽がかかっているんですね。その日は夕焼けが綺麗だったので、一層トクした気分でした。

夏らしい曲をまだまだお送りします。
スペインのガリシア地方の弦楽器奏者「Pancho Alvarez-  Chula Do Miño」。

#Pancho Alvarez-  Chula Do Miño

なんだか、南米のアンデス地方の曲だと言われても不思議ではないですね。
そして、南米で夏と言えばサルサ。「Salsa Celtica-El Camino_Pa'l Rumberos」、なんと、サルサとスコットランド音楽との融合を目指したバンドです。

#Salsa Celtica-El Camino_Pa'l Rumberos

ブラス・セクションが豪華で魅力的でしたね。ここで、ちょっとひんやりするような曲もお届けします。

# Fraser Fifield Trio_Waterfall

Fraser Fifieldは、スコットランドの管楽器奏者で、バグパイプやサックス、ティン・ホイッスルなど色々な管楽器を、非常にうまく演奏します。また、エフェクタ−やループなどの機材を使いこなして現代の伝統音楽をつくっている、たぐいまれなる演奏者です。

#Karma- Suite gavotte ~ ton simpl

Karmaはブルターニュのバンドで、ドラムスやエレキベースを加えて、ジャズの要素を
取り入れた音楽を作っています。

夏らしい事といえば、先日、海に行ってきました。僕は無人島に興味があるので、瀬戸内海の無人島に行きたかったのですが、残念ながらそこの国民宿舎が満室だというこで、諦めて、日本海にしました。無人島が満室って、どういうことだ、と思いますが…

そこで、方向転換して福井県の小浜にある、阿納という砂浜に行きました。
波がおだやかで、潜って貝を取ったり、沖にある浮島でごろんと横になったりしてゆっくり過ごしました。家族連れが多かったです。すっかり日焼けして、なんだか音楽家らしくない見た目になってしまいました。

#Carlos Nunez- Brotherhood of stars- Dancing With Rosina
#Cormac Breatnach -  Na Ceannabhain Bhana - A Perpignan Fasten - The Legging In Her - The Legacy

曲名の紹介。

夏とはあまり関係がないのですが、最近、司馬遼太郎の"龍馬がゆく"を読み始めました。
旅先で、その地元の友人に連れて行ってもらった場所が、龍馬ゆかりの高知の桂浜や、福山の鞆の浦にある龍馬の借家で、これまで日本史に疎かった僕ですら、龍馬ってどんな人だったんだろう?と興味を持ち始めました。

その上、最近読んでいた2冊の全く別のビジネス書で、どちらにも司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読むべし、と推薦してあったので、ついに先日の広島で第1巻を購入。もしつまらなかったら1巻でやめておこう、と覚悟を決めていたのですが、これが、読みだしたら止まらないんです。

魅力的な登場人物と、激動の時代の人のありかたに、引き込まれました。
ぜひお勧めします。

# La Bottine Souriante-anthologie- À travers la vitre

ここで、お知らせです。
神戸六甲で毎年開催し、今年で5年目となる、世界の「笛」をテーマに、文化の壁を越えてお互いに学びあい、音楽の喜びを分かち合う音楽祭、 「万笛博覧会」が9月18日〜19日、神戸学生青年会館にて開催されます。

世界各国の音楽文化に精通した、国内外で活躍する10名以上のプロの笛演奏者を講師に招き、コンサートやレッスンを開催。全国から参加者が集い、音楽の喜びを分かち合います。

ケーナやケルトの笛などはもちろん、インドやトルコの笛って想像がつきますか?また、今年は中世のバグパイプやノルウェーからの笛吹きが特別参加。世界各国の文化を体験し、聴くことが出来る、すばらしいイベントです。

「万笛博覧会」は来月18日〜19日、神戸学生青年会館にて開催。参加について、詳しくはホームページをご覧ください。
アドレスはbanteki.comです。

# Unusual Suspects -  Wine Spodeodee

さて、夏らしい曲ということで特集してきました。いかがでしたか?もう次回の放送は9/26ですから、夏も終わってしまっていますね。短い夏を、どうぞお楽しみ下さい。

最後に、プレゼントコーナーです。

ケルトの笛を普及するというのが僕の仕事の一つなのですが、ラジオを聴いて下さっている
皆さんに、毎回1本、アイルランドの民族楽器「ティン・ホイッスル」をお送りしています。
素朴で美しい音色を奏でる、小さな縦笛です。ご希望の方は、ご住所、氏名、電話番号を明記して、FAXまたはEメールをお送り下さい。


さて、そろそろお別れの時間となります。
最後に、hataoのオリジナル曲「えにし」を聴きながら、お別れしましょう。

次回の放送もどうぞお楽しみに。ごきげんよう!

at 07:25, hatao & nami, -

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7月18日放送分のスクリプト

ataoのDJカーニバルへようこそ!

アイルランドやスコットランドなど、ケルトの色々な地域の音楽をご紹介し、皆さんをケルトの世界へご案内します。また、毎回視聴者の方にティン・ホイッスルを1本プレゼントする懸賞企画もしています。

放送は日曜日の11:00〜12:00、再放送は翌火曜日15:00〜16:00、21:00〜22:00。5週に1回のペースでDJを担当しています。

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さ て、今月放送分の原稿を載せちゃいます。始めの数回分の放送では、アドリブで喋っていましたが、後で収録を訊き返すと、言葉を噛んだり、つまったりとても 聞きづらいことがわかり、反省。喋り慣れるまで、台本を書いて読んでみました。まだ試行錯誤ですが、ラジオの内容、雰囲気が伝わればと思います。

次回放送は7月18日(日)11時〜、聴いてくださいね。


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タッキー816みのおFMをお聞きの皆さん、こんにちは。ケルトの笛演奏家hataoです。多彩な音楽をこだわりの選曲でお送りするDJカーニバル。この時間はみなさんに、アイルランドやスコットランドなどのケルトの音楽をお届けします。

遅めの梅雨入りでしたが、6月はいかがおすごしでしたでしょうか。僕は、九州の阿蘇にツアーに行ってきました。大分県の久住高原という場所で、アイルランド音楽が好きな、畜産農家のご夫婦にお世話になりました。牛を30頭飼っているのですが、おとなり宮崎県の口蹄疫は人ごとではなく、とても心配されていました。道路でも消毒薬を撒いていたり、道の駅などの公共スペースでは入場前に靴を消毒したりと、口蹄疫を肌身に感じました。

コンサートは4つ。カフェでの演奏と、養護学校やシュタイナー教育を採用している幼稚園での演奏もありました。阿蘇のカルデラ観光や、温泉にもたくさん入り、リフレッシュもできましたよ。

さて、そんな旅のお話しも交えて今日は進めてまいります。今日もご紹介したい音楽がたくさんなんです。ちゃんと収められるかな。

まずは、今月の新譜コーナーです。

このコーナーでは、僕の専門の、ケルトの笛に関する新譜をお届けしていきます。今日ご紹介するCDは3枚。すべて、僕のホームページにあるネットショップでご注文頂くことができます。


1枚目は、アイルランド・カウンティ(県のようなもの)コーク出身のイリアン・パイパーとギターリストのモイニハン兄弟による、オリジナル曲を中心としたアルバム。

2人は、他のメンバーとともにバンド「キャリコ」として96年から活動を開始し、2枚のアルバムを発表しました。

 パイパーのDiarmaid Moynihanは、素晴らしい曲をたくさん書いています。その多くがルナサ、フルック、マイケル・マクゴールドリックなどのコンテンポラリーな奏者の録音に使われています。本作は、彼の作品の他、ガリシア、ブルターニュなど他の地域のケルトの曲も交え、華やかなゲスト奏者が加わり、カラフルで洗練された仕上がりになっています。

モイニハン兄弟「ライツ・オブ・ランザニコ」から2曲お届けします。


#1 The Ivory Lady
#2 Against the Tide
 

彼らの作品を聴いていると、リールやジグといった伝統的なスタイルではない音作りに、アイルランドという地域の枠を超えた、良い音楽を発信しているように思います。僕も一つの地域にくくられない活動をしているので、共感しています。

次は、アイルランドの有名なバンド「ルナサ」の初代パイパーでもある、ジョン・マクシェリーの初のソロ名義アルバムをご紹介します。

ジョン・マクシェリーは北アイルランドのベルファストに生まれ、15歳で、イリアン・パイプスのオールアイルランドチャンピオンを獲得しました。

本作は伝統的な素材をモダンにアレンジした曲がメインですが、彼自身の筆による曲も多く収録されています。

それでは、ジョン・マクシェリーの「ソマ」から2曲お送りします。

#3 The Wave-Sweeper
#4 Áille's Antics- McSherry's Waltz-Over The Camels' Hump-Áille's Antics

新譜コーナーの最後は、フルートのキャサリン・マッケヴォイ、フィドルのクイビーン・オライリー、コンサーティナのマイケル・オライリーの伝統音楽家3名が、完全無伴奏で演奏した、純トラディショナル作品、「"Comb Your Hair and Curl It"」です。

タイトルは翻訳すると、「髪を櫛といて、巻きなさい」という感じで、最近書店で良く見る「〜なさい」系タイトルのようですが、れっきとした伝統曲の曲名です。このCDは、ギターやピアノがない全くの無伴奏で、しかもメロディ奏者の3人がハモルこともなく、ひたすら同じメロディを弾くのですが、本来アイルランド音楽とはそういうもので、まさに正統派の演奏と言えます。それぞれの楽器の歌い方ややりとりが利いていて楽しく、無伴奏だということに気付かないほど、「ノリ」とユーモアのある、楽しいダンス曲集になっています。


それでは、キャサリン・マッケヴォイほか「Comb Your Hair and Curl It」より、
#4 リールのセット
#5 ジグのセット
をお送りします。

さて、九州での演奏のお話しの続きなのですが、初めて養護学校で演奏した時のことをお話しします。演奏させて頂いたのは、竹田市の養護学校。色々な障害を持った、小学生〜高校生の児童が通っています。

音楽室で、40人ほどの児童に聴いてもらったのですが、彼らの反応がとても素直で、楽しくなったら歌ったり、体を動かしたりするし、高校生くらいの子でも、こちらの問いかけにちゃんと答えてくれたり。なかなか普通の高校生はこんなに素直ではないですよね。

中に、人と言葉でコミュニケーションが苦手な高校生の子がいたのですが、彼はキーボードが好きで、キーボードを見ると、森のくまさんを弾くんです。しかも即興でどんどん曲をアレンジしていくのだそうです。初めて障るキーボードでも、弾きながらボタンを色々試して、あっという間に機能を知り尽くしてしまうのだとか。

その子は、コンサート中はじっと聞いていたのですが、コンサートが終わって、先生が「誰か演奏者の人に聴きたいことがある人!」と聞くや、はい!と手をあげてキーボードに突進していきました。すごい勢いで「森のくまさん」を弾き始めて、僕も負けじと参加しました。二人で弾ききって、拍手喝さい。


後から先生が言うのは、その子は人と合奏するのが苦手で、これまでうまくいかなかったのですが、あの時は僕のほうに気を配りながら、ちゃんと合奏ができたと。これから、合奏ができるようになったら、すごい進歩だと言っていました。意識せずして音楽の力を知ったエピソードでした。

#7 Donalt Grant “Hope Valley”

スコットランドのフィドル奏者ドナルト・グラントのCD「the way home」より、Hope Valleyをお聞き頂きました。

久住では、地元の山岳ガイドをしている方に連れて頂き、阿蘇山系の低い山に登ってきました。僕は、阿蘇山という山があるのだと思っていましたが、阿蘇山は数万年前に大噴火して、吹き飛んだそうです。噴火の前はエベレスト級の8000m以上の山だったのだとか。僕が登った山は、山頂が台地のように開けていて、深山霧島という、この時期にしか見られない高山植物のピンクの花が満開でした。ふもとから山を見ると、深山霧島で山頂付近がピンク色に染まっているのです。

そこでお昼ねをして、すっかり日焼けしました。それから、阿蘇のカルデラを望む、ダイカンボウに行きました。木のない、草原の丘がずっと続く景色は、日本のものとは思えないほどでした。阿蘇のカルデラも、さすが世界最大というだけあって巨大で、僕は最初、富士山の山頂がくぼんでいるような形を想像していて、そこに人が暮らすってどういう感じなのかなあと不思議に思っていましたが、まるで、盆地の周りを高い山が囲んでいるような、そんな景色でした。

#8 . Galo Galán

スペインのバグパイプ奏者「ショセ・マヌエル・ブディーニョ」の演奏でGalo Galánをお聞き頂きました。

 さて、今年の大きなプロジェクトの一つに、ソロ・アルバムを作るということがあります。最初は、コンサートで演奏しているケルトの伝統曲を収録しようと思っていたのですが、こうして旅をしていくうちに自分の中から表現したいものが生まれ、曲がたくさん出来ました。ピアニストの上原奈未さんに協力して頂き、デモ音源を作りました。先日の九州ツアーでは、このカラオケを使って、オリジナル曲を聴いて頂きました。

今日、ちょっとだけご紹介します。

…曲のエピソード紹介
 
最後に、プレゼントコーナーです。

ケルトの笛を普及するというのが僕の仕事の一つなのですが、ラジオを聴いて下さっている
皆さんに、毎回1本、アイルランドの民族楽器「ティン・ホイッスル」をお送りしています。素朴で美しい音色を奏でる、小さな縦笛です。ご希望の方は、ご住所、氏名、電話番号を明記して、FAXまたはEメールをお送り下さい。

FAXの宛先は06-6422-6782、Eメールは、googleやyahooで「ハタオ」と検索して、ハタオのホームページから、メール送信フォームを使ってお送り下さい。〆切は放送より1週間です。当選は発表をもってかえさせて頂きます。

ティン・ホイッスルがどんな音色の楽器か、聴いてみて下さい。1曲吹いてみます。
・・・演奏する

さて、そろそろお別れの時間となります。今日は、アイルランド音楽の新譜を中心にお送りしました。

それから、今日お聞きいただいたCDは、すべてhataoのネットショップで販売しています。hataoの演奏活動やケルトの笛教室の情報も見られますので、ぜひホームページへアクセスください。

それでは、最後に、イングランドのバグパイプ奏者「キャサリン・ティッケル」の演奏でMe Nelson'S Birthday Waltz.を聴きながら、お別れしましょう。

次回の放送もどうぞお楽しみに。ごきげんよう!

at 08:10, hatao & nami, -

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6月放送分のスクリプト

hataoのDJカーニバルへようこそ!

アイルランドやスコットランドなど、ケルトの色々な地域の音楽をご紹介し、皆さんをケルトの世界へご案内します。また、毎回視聴者の方にティン・ホイッスルを1本プレゼントする懸賞企画もしています。

放送は日曜日の11:00〜12:00、再放送は翌火曜日15:00〜16:00、21:00〜22:00。5週に1回のペースでDJを担当しています。

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さて、先月放送分の原稿を載せちゃいます。始めの数回分の放送では、アドリブで喋っていましたが、後で収録を訊き返すと、言葉を噛んだり、つまったりとても聞きづらいことがわかり、反省。喋り慣れるまで、台本を書いて読んでみました。まだ試行錯誤ですが、ラジオの内容、雰囲気が伝わればと思います。

次回放送は7月18日(日)11時〜、聴いてくださいね。

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 タッキー816みのおFMをお聞きの皆さん、こんにちは。ケルトの笛演奏家hataoです。
多彩な音楽をこだわりの選曲でお送りするDJカーニバル。この時間はみなさんに、アイルランドやスコットランドなどのケルトの音楽をお届けします。

前回の放送は5月の連休前だったのですが、皆さんは連休をどうすごされましたか?
1か月前ですから、なんだか、ずいぶん前のことのような気がしてしまいますね。

僕は、富山県に演奏旅行に行って来ました。去年、初めて富山でコンサートをして、地元の人に案内をしてもらって、称名の滝を見てきたんです。これは、日本一の落差、300メートル以上を誇る滝なんです。

立山アルペンルートはご存知ですか?何メートルもの雪の壁の中をバスが走るんですが、今年はそれが見たくて、朝、早起きをして山に登るゴンドラに向かったんです。

ところが、朝の6時にもかかわらず、4時間待ちの行列でした。
USJかと思いました。いまどき、USJでもそんなに並ばないですよね。
たぶん、映画「点の記」を見て、みんな行きたくなったんでしょうね。

それで、並ぶのをあきらめてしまいました。今思えば、自由なミュージシャンなんだから、何も連休を狙っていくこともなかったんですけどね。今度は平日に行きますよ!

まずは1曲、お聞きください。
僕がティン・ホイッスルで録音にゲスト参加しました、歌謡曲の歌手、前田有紀さんの
4月に発売したシングルで、「ミアネヨ」です。

CD #永縁

いきなり、ケルトというか歌謡曲でしたね。ここからチャンネルを合わせた方にはびっくりされてしまうかもしれません。「えっ、いつのまに歌謡曲の番組になったの!?」ってね。

ゲスト参加のご依頼をいただいたのは作曲家の馬飼野 康二さんからでした。馬飼野さんは、アニメの忍玉乱太郎のテーマ曲にもなった、光ゲンジの「勇気100%」を作曲した人でもあって、今回の「ミアネヨ」では、編曲を担当しています。

この曲を書いたのは、韓国ドラマ「冬のソナタ」のテーマ曲の作曲をした、ユ・ヘジュンさんです。ああ、そういわれたらって、思いませんか?
僕は、最初に聞いたとき、冬ソナみたいだなぁって思いました。有線やカラオケで僕の笛が流れていると思うと、うれしいです。ヒットしてほしいですね!

さて、今日はウェールズ特集をお送りします。

ウェールズって、どこにあるか知ってますか?イギリスの形を思い描いてください。

ヨーロッパ大陸の一番左端がアイランド、その右がイギリスですね。
イギリスの首都ロンドンは、イギリスの島の右下にあります。
ウェールズは、イギリスの島の左のほうです。
ロンドンから、車で3,4時間でウェールズに入ります。
イギリスって、「連合王国」って言うように、4つの国が合体してできています。
その中のひとつが、ウェールズなんです。

では、ウェールズ北部を中心としたメンバーによるバンド「クラスダント」の演奏で、
CD「The Great Noise」から、ロイズ・ウィムという曲をお送りします。

#CD TR2

クラスダント」の演奏で、CD「The Great Noise」から、ロイズ・ウィム
をお聞きいただきました。

聞いた感じでは、アイルランドの音楽に近い雰囲気がありますね。

楽器的にも、フルートやフィドル、ギターが入っていますが、特徴的なのはなんといっても
ハープのゴージャスな音です。

ウェールズは、特に北部でハープがとても盛んに演奏されています。
ハープといっても、オーケストラのハープではなく、またアイルランドのハープでもありません。ウェリシュ・ハープ、またはトリプル・ハープと言って、弦が3列に平行して張っているハープなんです。

それでは、先ほどのクラスダントで演奏していましたハープ奏者、ロビン・ヒュー・ボウエンのCD「Harp music of Wales」から、ホーンパイプのメドレーをお聞きください。

#CD TR3

1人で演奏しているとは思えないほど豪華ですね。クラシック的ともいえるかもしれません。
アイルランドやスコットランドでも、ハープは盛んですが、もうちょっと音の数も少ないですし、今のようなクラシック的なグリッサンドもそんなに使いません。

もう1曲、ハープをお聞きください。こちらは、クラシックのフルートと2人で演奏しています。曲は「アッシュ・フローブ」。とねりこの木、という意味です。
日本でも、合唱などを中心に知られている曲です。

#CD TR4

あ〜、いかにもクラシック、という感じの演奏でしたが、確かに、北部のウェールズのほうは、イングランドのクラシック音楽文化を積極的に取り入れてきたように感じます。

さて、ウェールズでは、ウェールズ語という、英語とはまったく異なる言葉を、人口の20%以上の人々が日常的に話しています。去年ウェールズを旅行したときには、高速道路でウェールズに入ると、標識が2ヶ国語に変わるので、面白かったです。イギリスの中の外国に来たな、という実感が沸いてきました。

イギリスの中でもマイナーな言葉、つまり日本で言う琉球方言のようなものですね。
日本ではまったく聞く機会がない言葉ですから、どんな言葉なのか、聴いてみましょう。

詩の朗読をお聞きください。

#CD Yscolan TR4

"Yscolan"というのは、旅の音楽家、というような意味なんだそうです。
英語とはまったく違う響きですね。

ウェールズ語には、子音が何個も続く単語があって、スペイン語やイタリア語なら、しゃべられない僕でもローマ字読み発音の想像がつくのですが、ウェールズ語となると、想像すらつかないこともあります。

たとえば、ウェールズには、アイルランドでいうところのセント・パトリックのように、キリスト教を布教した聖人としてあがめられているセント・デイビッドがありますが、ウェールズ語ではD a f y d dと書きます。子音が4つですね!

ウェールズは詩と歌の国でもあります。

僕が大好きな曲を紹介しましょう。ウェールズの子守唄で、Suo Ganという曲です。

英語に訳すとSleep my baby、眠れ我が子よ、という意味になります。この曲を知ったのは、スティーブン・スピルバーグの映画 「太陽の帝国」でした。

太平洋戦争中の中国で、日本軍の捕虜になったイギリス人の小さな男の子と、特攻機に乗り込む日本兵との交流を描いた映画なのですが、

兵隊たちが特攻機に乗り込む別れの儀式をしているシーンで、兵隊たちは「うみゆかば」を歌って、男の子がスオガンを歌うのです。涙なしでは見れないシーンです。

それでは、お聞きください。Skye Consortの演奏とShannon Mercierの歌で、「Suo Gan」です。

#CD TR5

いまお聞きいただいたSkye Consortは、古楽のバンドで、ケルトの音楽にも取り組んでいるようです。もう一曲、同じくSkye Consortの演奏で、David at the whitle rockをお聞きください。

#CD TR6

去年ウェールズを旅行したときに、連絡を取っていたウェールズ人のフルート奏者のケリ・マシューさんに会いに行きました。

ウェールズではフルートはまだまだ演奏者が少ない楽器で、ケリさんは僕が知っていた唯一のフルート奏者でした。

では、彼の演奏をお聞きください。ケリ・マシューさんのCDイスコランから、「トリバン」です。

#CD TR8

ウェールズの彼の家は、ウェールズ中部の人里はなれた山の中にありました。カーナビで場所を指定して、何時間も運転したのですが、夜についたにもかかわらず、音楽家仲間や友達も呼んで、もてなしてくれました。
食事の後に、音楽をやろう・・ということになり、ケリさんの奥さんが歌い始めたのですが、それがびっくりするほど上手で・・・思わず、すごい!と叫んでしまったのです。

そしたら、奥さんは、日本にもツアーをしたことのあるウェールズの有名なバンドファーン・ヒルの歌手ジュリア・マーフィーさんということがわかりました。

今思えばファーンヒルでご夫婦で演奏をしていたのですが、そのことにまったく気がつきませんでした。それでは、ファーンヒルのCDより「Llatai」お聞きください。

#CD TR7

ケリさんとジュリーさんには、とてもよくしてもらい、あちこちに連れて行ってもらいました。中でも、ウェールズの海岸に連れて行ってもらったときは、景色が荒々しく雄大で、とても印象的でした。

ジュリーさんはロンドンの下町生まれで、もともとコックニーなまりの英語をしゃべるそうですが、今ではウェールズ語でも会話ができます。

彼らは、都会に住んで忙しく仕事をする生活より田舎に住むことを選んだのですが、冬の間はリハーサルやCDの録音に専念して、夏になると世界中をツアーしてまわるそうです。僕も、いつかそんな暮らしにしたいと思っています。

さて、日本に帰ってきて、京都のアイリッシュ・パブのセッションで、フィドルを弾くウェールズ人の女性と知り合いました。

島根県に住むジョー・クーパーさんという方で、バンジョーでアメリカン・オールドタイムなんかも演奏します。

僕がウェールズの音楽が好きだと言うと、いろいろと演奏してきかせてくれました。そんな中の1曲で、ケリさんも演奏していた曲を、演奏してみます。ゴイレフ・イ・ペントレ という曲だそうです。

#生演奏 

今日はウェールズの音楽を特集しました。いかがでしたか?日本ではまだまだ知られていないウェールズの音楽ですが、アイルランドやスコットランドとは違った個性的で素敵な曲がたくさんありますので、僕は積極的に演奏していきたいと思っています。

それから、今日お聞きいただいたCDは、すべてhataoのネットショップで販売しています。hataoの演奏活動やケルトの笛教室の情報も見られますので、ぜひホームページへアクセスください。グーグルで、ローマ字でhataoで検索ください。

それでは、最後に、ウェールズのバンド「クラスダント」の演奏で、CD「The Great Noise」から、Black as coal (石炭のように黒い)をお送りして、お別れしましょう。

ごきげんよう!

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